こんばんは、apです。この時期は学会が多いのです。きっといろんな事情があるのでしょう。
さて、今回は10月24日から26日まで富山市で開催された第54回飛行機シンポジウムのご報告です。今年度はAPISAT2016(Asia-Pacific International Symposium on Aerospace Technology)が日本開催ということで併催されておりました。飛行機シンポジウムに登録していたため、APISATには参加していないのですが、特別講演が一部同じであったり、懇親会が合同開催だったり、しました。
会場に見覚えがあるなぁ、と思ったのですが、以前参加した第44回流体力学講演会/ANSSと同じ会場でした。見覚えがあるはずです。もうあれから4年も経つと思うと、月日が流れるのは早いものです。
ちなみに今年の同講演会の会場は金沢でした。過去記事参照
4年前の富山と比べて一番変わったところは?新幹線が通ったことですね!E7/W7のJR西日本運行区間に乗ってきましたよ。新幹線の改札にはシンポジウムを歓迎する看板が出ていました。翌週には日本小児呼吸器学会が同じ会場で開催されるようですね。
今回の学会で個人的にとてもおもしろかったのは、エアラインの方からの講演です。特別講演やパネルディスカッションなど、いくつかあったのですが、工学というとものづくり=メーカーのイメージがあるので、そちらにばかり目が行ってしまいますが、エアラインは機体を何十年という期間運航するわけで、そこには整備や修理(MROと言いますが)の考え方、があって、やっぱりそれは設計からきちんとやってほしい、という思いもあるのだなぁ、ということがよくわかりました。ものづくりとしての最適(この場合最も性能が高くなる)ということが、必ずしも最良であるとは限らない、ということを感じました。納入された機体はエアラインとメーカーが一体となって一人前の機体にしていく、というところが、航空機づくりでは大事になってくる、というのはあまり知られていないことなのかもしれません(特に学生さん)。
飛行機シンポジウムは毎回企業からの参加者も多く、特別講演もあまり聞く機会のない方の講演が多いので、貴重な機会です。これからも参加していけるように成果をぽつぽつ出していかないといけませんね。いろいろスケジュールが立て込んでいて、月曜朝出発の水曜昼戻りだったので、あまりゆっくりできなかったのが残念です。
あとは富山の写真を並べておきますね。
あとは富山駅前がなんとなくきれいになっていた気がするのは気のせいでしょうか?
富山駅から路電「セントラム」に乗って会場近くに移動。
ちょうどいいタイミングで新しそうな車両に乗りました。
4年前にも食べて、次はもう来ないだろうなぁ、と思っていた富山ブラックもちゃっかり食べてきました。