さて,【奄美釣k…旅行】―宿屋準備編の続きです.HGがお送りします.
去年につづき,KBT君が来島しました.うわさではIMT君も来る予定だったと聞き及んでましたが,来ませんでしたこのやろー
KBT君は今回も1週間の滞在でした.昨年と合わせれば2週間ですよ.あっちこっちの漁港をまわって釣りをする合間に,観光もして,おいしいもの食べてましたね.鶏飯(「とりめし」ではない「けいはん」と読む)とかおいしいですよ.ご飯の上に具をのっけて鶏のスープをかけて食べます.

でも,正直なところ,もう主要なところはだいぶ行きましたね.
「島内」はね.
というわけで,本島のちょっと南にある与路島に渡ることにしました.人口は100人くらいだそう.船着場からはハンミャ島が見えます.

船の都合上,日帰りは難しいです.
事前準備らしき準備はしてません.昼ご飯を本島で買っていったくらいです.
与路に到着.とりあえず,船着き場にある,ざっくりしすぎだろってくらいにざっくりした地図を見てみます.

うん,なんもわからん.どーすんだこれ.
しょうがないので暑い日差しの中,汗だくになりながら島内を歩き回り,釣りができそうなポイントを探します.


紆余曲折あって,山を越えて人が住んでいない西側の海岸に到着.

KBT君がここで数匹釣りあげてくれました.今日の晩御飯~.

もう一度言います.何も準備してません.宿も手配してません.日は暮れました.夜の山道を歩くのは危険です.ハブやイノシシがでます.ケンムンに化かされるかもしれません.
つまり,野宿決定
水平線に日が沈む中,海岸にある流木を集めて焚火をつけ,魚を焼きました.いくら亜熱帯といえど,この時期の夜は冷えます.火を絶やしては大変です.


なんでキャンプで食べるのっておいしいんですかね
ご飯も食べ,砂浜にねっころがって水平線が赤から紫にかわるのを眺めながら夜を待ちました.
むかえた夜.この日は晴れ.そして新月.砂浜に大の字に寝転がって見上ると,半球状の夜空には満天の星.たまに流星が冬の星座を横切ります.

砂浜の感触と,波の音と,山から聞こえる獣の声と,銀色の星と,焚火のにおいの世界.この世界は素晴らしい.
夜を越え,東の空がうっすら明るくなり,夏の大三角が顔を出したところで,船着き場を目指し東へ出発.

到着とほぼ同時に隣の島から日が昇りました.

何もない島だけど,生きていくのに大切なものがたくさんあった,そんな島でした.
与路島渡航編 終わり