レーザーアブレーションによる宇宙機の回転運動停止 デモンストレーション
地球軌道上を漂うのロケットの部品や運用の停止した衛星など、いわゆる”スペースデブリ”が問題になっています。デブリの大きさは様々で、その数は現在50万個以上とも言われています。デブリが運用中の宇宙機と衝突すると宇宙機は損傷を受けるため、如何にしてデブリを出さないか、また如何にして現在あるデブリを除去するかが宇宙開発分野での一つの課題になっています。
本研究室ではレーザーアブレーションを使って、遠隔のスペースデブリを除去する技術の研究を行っております。レーザーアブレーションにより発生する力積が回転するデブリの運動に与える影響を実証するため、模型の回転をレーザーにより減速させるデモンストレーションを行いました。アブレーションがない時と比べて、レーザーアブレーションがある場合は模型の回転を大きく減速させることが出来ました。