小技集
パワーポイントで操作できるグラフを綺麗に作る方法
- gnuplotと最も相性のいい出力画像はpostscriptのため、enhanced postscriptで出力した後、windowsの画像形式でmetafile形式に変換するとパワーポイントやワードでも表示が綺麗になる。必要なものは以下のもの。
- ghost script
- pstoedit(公式からDLしてもいいが、必要なライブラリ梱包済)
- fig2dev(本来はcygwinからインストールできるが、こちらも必要なライブラリ梱包済)
- pstoeditとfig2devをパッケージにしたものはpackageから
- 自作バッチファイルを2つ(00EPS2EMF.batと10EPS2EMF.bat)
- バッチファイルについては環境に応じて10EPS2EMF.bat内のパスをフルパス指定で変更すること。
準備(インストール)
- ghostscriptをインストールする
- 自作バッチファイル2種類をダウンロードする
- "EPS2EMF_Package.zip"を適当な場所に解凍する
- 解凍したEPS2EMF_packageフォルダの中身を適当な場所に保存する(例:C:\EPS2EMF\) ※以下ではC:\EPS2EMF\に保存したものとする
- 10EPS2EMF.batをテキストエディタで開き、1行目、2行目をインストール場所に合わせて修正する [1行目]for %%i in (%1) do "C:\EPS2EMF\pstoedit.exe" -f fig %%i %%i.fig
[2行目]for %%i in (%1) do "C:\EPS2EMF\fig2dev.exe" -L emf %%i.fig %%i.emf
※C:\EPS2EMF\の箇所は環境に合わせて修正すること
EPSファイルからEMFファイルへの変換
- 上記準備が整った後、gnuplotでepsファイルを出力し、出力されたepsファイルと同じフォルダ内に2つのバッチファイルをコピーする
- 10EPS2EMF.batを実行(ダブルクリック)すればDOS窓が出るので消えるまで待機
- DOS窓が消えるとファイル名の最後に.emfが追加された画像ファイルができるので、これをパワーポイントに貼る
- ちなみにバッチファイルは複数のファイルを同一フォルダに入れれば、一括変換することが可能